標的型メール訓練を実施したい。とは思っている。けれど、
そのための時間が取れない!
なんていうことはありませんか?
キットの評価版を申し込んだまではいいけれど、忙しくて手がつけられないまま時間だけが過ぎてしまった。そんなお客様は意外と少なくないです。標的型メール訓練に限らず、目標を達成するためには時間管理が何よりも大切。
毎日、業務に追われて忙しい中、どうしたら標的型メール訓練を実施するための時間を取ることができるでしょうか?今回は、自身の経験を基に、
標的型メール訓練を実施するための時間、どうしたら捻出できる?
をテーマに、標的型メール訓練だけでなく、ビジネス全般に役に立つテクニックをお届けします。
やりたいと思っていることがなかなかできないのは?
さて、ちょっと思い浮かべてみて欲しいのですが、心の中ではいつも、やろうやろうと思ってはいるけれど、なかなか手が付けられないまま、結局、時間ばかり過ぎてしまっている。ということ、ありませんか?
かくいう自分にも、タスクとして挙げながらも、実際に手を付けるまでには至れていないことが幾つもあるのですが、そうした、やりたいと思ってはいるのに、実際にはできないままでいるというのは、何が原因だと思いますか?
それは、そのやりたい事について、
何月何日の何時までに終える。と具体的に決めていない。
ということが大きな原因です。逆に、何月何日の何時までに終える。ということを明確に決めていれば、目標が達成できる可能性が非常に大きくなる。それくらい、これは非常に重要なことです。
あなたが思い浮かべた「やりたいと思ってはいるが、実際にはやれていない事」について考えてみて頂きたいのですが、具体的に何月何日の何時までに終えるということまでは決めていないはずです。
エンドを決めていないからこそ、先延ばしをすることを許容してしまい、結果、実際に手を付けることができない状態が継続してしまう。結局、そういう事なんです。
だから、やらなきゃ。と思っていることがあるなら、具体的に何月何日の何時までに終えるのかを明確に決めてしまいましょう。
退路を断って自分にペナルティを課す
何月何日の何時までに終えると具体的に決めても、それを自分の心の中だけにしまったままでは、なかなか行動には移れなかったりします。
自分の心の中で決めただけでは、もし、それができなかったとしても、自分で自分を許してしまうので、絵に描いた餅になってしまいかねません。
なので、何月何日の何時までに終える。と決めたら、それを周囲に宣言し、達成できなかった時には、自分にとってマイナスになるようなペナルティが課されるよう、自分を追い込んでしまうことです。
あなた自身、やりたいと思っていることはやれていなくても、納期が定められていて、もしそれが出来なかったら、上司や顧客から叱責を受けてしまう、また、違約金を支払わなければならなくなるなど、自分にとって大きな不利益が生じてしまうような仕事は、納期までに確実にこなしているはずです。
納期が定められている仕事はどれもきちんと終えられるのに、自分がやりたいと思っている事は手が付けられずに終えられない。なんておかしいですよね。
だから、やらなきゃ。と思っていることがあるなら、納期がある仕事と同じように、終えることができなければマズイというような状況にしてしまうことです。
無駄な事を洗い出し、やらないことを決める
あなたが今、多くの業務に追われて忙しく、時間がなかなか取れない。と感じているなら、あなたが日々やっている事を、時系列を追って全て書き出し、よくよく考えてみたら「無駄」なことがないかどうか、考えてみて下さい。
ちなみに、ここで言う「無駄」とは、それをやってもやらなくても何も変わらないということです。
このような事を言うと、「無駄な事なんて何もない」という反論が返ってくることも少なくないのですが、実際には、やってもやらなくても何も変わらない。という業務は結構あるものです。
普段の業務の中でも、やりかけてそのまま立ち消えになってしまった事というのが幾つもありませんか?
今、それを止めたとしても、誰からも何も言われないような業務は、実際にはやらなくてもいい業務だという事。
経緯は良く知らないけれど、以前からやっている業務なので。という理由でやっている業務なら、やめてしまっても良い業務である可能性は大いにあります。
やってもやらなくても未来は何も変わらない、その業務をやることで、具体的に得られる利益がはっきりしない、というようなものは、実際にはやらなくても良い事です。
やってもやらなくても何も変わらない。というのなら、思い切ってやめてしまいましょう。やるべき事をやるには、やらない事をはっきりと決めてしまう事です。
完全を求めない
完成度が0の仕事を50にまですることと、完成度が99の仕事を100にすること、どちらが大変かと言ったら、後者の方が大変です。
全ての仕事について、完全な完成度を求めていたら、時間は幾らあっても足りません。
「仕事ができる」と言われている人の多くは、個々の仕事について完全な完成度は求めません。仕事とは、未来に向けて何かしらの価値を生み出すことです。完成度が低くても、生み出される価値や結果に大差がないのなら、完成度が低いままでもいいんです。
「仕事ができる」と言われている人 は、それがわかっているからこそ、個々の業務について、そこそこの完成度が得られたら、それ以上の時間はかけないようにする。だからこそ、その他の時間を他の業務に回すことができ、その結果、多くの仕事を次から次にこなすことができて、周りから仕事ができる人として評価される。そういうことです。
完全性を求めず、完成度ではなく、自分がやった事によって生み出される結果・価値にフォーカスして取り組む。
こうすれば、無駄に時間を浪費してしまうことなく、仕事をこなすことができるようになるはずです。
あなたが標的型メール訓練を「是非やりたい!」と思っているなら、
1.何月何日に標的型メール訓練をやるか、明確に決める。
2.決めたことを周囲に宣言し、やらなかったらマズイことになる状況に自分を追い込む。
3.やらなくてもいい業務があるなら思い切ってやめてしまう。
4.やらなければならない事について、完全性を求めず、結果が変わらない程度の完成度で良いと割り切る。
ということに取り組んでみて下さい。特に、1と2は重要です。納期がはっきりと決まっていて、「やらなきゃ!」と自分自身が追い込まれるような仕事は、どんなに忙しかったとしても、結構やれてしまうものだからです。
ちなみに、このブログの完成度も100%ではなく、そこそこの完成度です。見直すと直したくなる表現や、足りない表現などもありますが、まずは、大事なことを何となくでもお伝えすることができれば。と思っているので、粗削りな部分があっても、そこは良しと割り切っています。